ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であるイスラエルに旅行に行く前に、勉強のために読みました。
名前はよく聞くこの3つの宗教ですが、どんな違いがあるのか、どんな関係なのかなどは全く分かっていませんでした。
しかし、この本を読んでとてもよく理解することができました!
最近ISISなどの事件でイスラム教という言葉を聞くことが増え、なんとなく興味があるけど宗教なんて難しそうだな…そんな風に思っている方にオススメしたい一冊です。
またとてもわかりやすく書かれているので、中学生・高校生の方にもぜひ読んでいただきたいです。
「まんが」だから読みやすい!
「まんが パレスチナ問題」は絵が多いのでとても読みやすいです!イスラム教徒とユダヤ教徒の2人の少年が主人公になっていて、2人の疑問を解決していくような形で物語が進みます。
教科書などで習った時は、難しい単語が出てきてわかりにくかったですが、この本は子供が主役なので、簡単な言葉で書かれています。また絵が多くて文字は比較的少ないので、とても読み進めやすいです。本が苦手な方や、子供でも読みやすい1冊だと思います!
パレスチナ問題だけでなく、それぞれの宗教について学べる!
「パレスチナ問題」って社会で習ったことがあるけれど、複雑で少しわかりにくいですよね。宗教が関わっているのは知っているけど、そもそもイスラム教とキリスト教とユダヤ教ってなんなんだろう?
社会の授業では3つの宗教の始まりまでは習いませんでしたが、複雑なパレスチナ問題を知るには、まず3つの宗教の歴史から知る必要があります。
3つの宗教が全て同じ神様を信じているって知っていましたか?
私はこの本を読んで初めて知りました!
それぞれの宗教の成り立ちから学ぶことができ、おかげで問題が複雑に絡み合ったパレスチナ問題をより深く理解できたと思います。
イスラム教や宗教に対する偏見がなくなった
ISISなどの事件のせいで、イスラム教に対するイメージが世間では下がっていますよね。
でもこの本を読んで、イスラム教徒イコール「過激なテロリスト」ではなく、ほとんどの方が敬虔なイスラム教徒の方たちであるということも学ぶことができました。
また、日本ではあまり宗教を意識することがないため、「宗教を信じている」と言うと、オウム真理教のような怪しげな団体を思い浮かべてしまいがちでしたが、きちんと勉強することで怪しい団体などではないということを理解することができました。
お互いに相手を理解しようとする気持ちがあれば、世界から争い事はなくなるのどはないかな…と思います。
とても読みやすくてわかりやすい本なので、なんとなく宗教って苦手…と思っている方にもぜひ一度読んでいただきたいです。