多人数で遊べるボードゲームの代表格モノポリー。私はこのゲームが大好きで、一時は大会に出場するほどのめり込みました。
日本代表まで勝ち上がると世界大会にも出場できるようになるんです。
これほどまで熱狂的なプレイヤーが世界中にいるモノポリーですが、僕がモノポリーを覚えたのは、スーパーファミコンで発売されたこのソフトでした。これが強烈な面白さだったんです。
交渉がゲームの7割となる知的戦略ゲーム
モノポリーは、簡単に言うとすごろくですが、そのルールが見事です。40マスある土地を、サイコロを振ってぐるぐるとまわります。
自分が止まった土地は、所有者がいなければ買うことが出来、他に所有者がいる場合、宿泊料を払わなければいけません。
土地は8色に色分けされ、同じ色の土地を買い占めると家やホテルを建てる事が出来ます。家は建てれば建てるほど宿泊料が高くなり、宿泊料を払わせて他のプレイヤーを破産に追い込み、富を独占した人が勝ちです。
こう書くと運任せのすごろくに思えるかもしれませんが、サイコロ運が良くて同じ色の土地を全部買うことが出来る事なんてほぼ不可能。
ここからがモノポリーの面白い所で、他のプレイヤーと土地の交換や購入・売却を交渉できるんです。この交渉が熱いのです!
プレイヤーのキャラと知性が重要、だからプログラムがむずかしい
交渉がゲームの勝敗を左右するゲームですので、普通に考えれば、自分だけ得をして相手はあまり得をしない交渉は成り立ちません。
しかし、なにが得でなにが損か、この判断のプログラムは容易ではありません。
実際に、モノポリーのゲーム化はファミコン時代からされていて、僕はプレステ2まで色々なモノポリーを遊びましたが、AIが無能で面白くありませんでした。
しかしスーファミのこのソフトはダントツの面白さ。
AIは賢く、相手のキャラクターも人格まで見えるほど個性的。これはのめり込みました。
ウィザードリィなみのやりこみ要素がすごい
さらに素晴らしかったのはやりこみ要素でした。簡単に1ゲームやっておしまいではなく、成績によってコインを貰う事が出来、そのコインの数によって挑戦できるレベルや対戦プレイヤーの幅が広がっていきます。
トロフィーを集める目標も出来ます。こうして、10回、20回、30回と、モノポリーをプレイするモチベーションが続くのです。
このやりこみ要素は、クリア後も最強のパーティーを作ることに夢中になってしまうウィザードリィなみの面白さでした。
モノポリーは多人数プレイで遊ぶボードゲーム最高の面白さと競技人口を持つゲームだと思います。
知らないなんてもったいない、ルールを知らない人は、このゲームから始めてみてはどうでしょうか!